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ホシコ~星をもつ馬

中学生・高校生対象

原作/加藤多一 演出/真壁六郎

 

「ホシコ~星をもつ馬」を舞台化して5年以上になります。

日本が中国へ侵略をはじめて兵器も軍馬も足りない頃のお話です。

北海道の田舎で開拓農民の息子として育った少年は、近所に生まれたかわいい雌馬が大好きで、ホシコと呼んで毎日一緒に遊んでいました。

少年とホシコの心の交流は、人間同士のように深いものがありました。

しかし戦争によって、馬も若者も故郷から駆り出されてしまいます。

 

私たちの舞台によって、そんな時代に生きた若者と馬の物語が、皆さんの心に生き返るのなら、こんな嬉しい事はありません。

ホシコ1
ホシコ2
ホシコ3
ホシコ4
ホシコ5
ホシコ6
ホシコ7
ホシコ8
ホシコ9
ホシコ10
ホシコ11
ホシコ12

原作者紹介:加藤多一(童話作家)

 

1934年、道北の農家に生まれる。

サラリーマン生活のあと、長沼町の農業地帯で文筆業を続ける。

<主な作品>

「草原・ぼくと子っこ牛の大地」(あかね書房・日本児童文学者協会賞)/「遠くへいく川」(くもん出版・赤い鳥文学賞受賞)/「はるふぶき」(童心社・赤い鳥さし絵賞)など多数。

 

「ホシコ~星をもつ馬」あとがきより(抜粋)

 

 子供のころ、わが家にやけに大きな音をたてて水をのむ馬がいました。沢の水をくみ、大きなバケツをひきずっていってこの馬に水をのませる。あきずに見ていました。

 北海道オホーツク海から少し山へ入った村の、ハッカ草などを作る農家の子でした。戦争をはさんで、1960年代ころまでは、馬はどこにでもいたのです。

 水と草と少しの麦だけで強い力を出せるかしこいこの動物は、石油と鉄と廃気ガスの物体に変えられてしまった。

 いっぽう、1940年前後に農村から中国大陸へ何十万頭と出征させられ、うちの馬も含めただの一頭も生きて帰れなかった馬たちのことを、いつか一冊にしたいという思いがありました。

 

上演開始時期・上演料など詳しくはお問い合わせください。

 

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